新型コロナに始まり、新型コロナに終わった2020年。スケーターのみなさんにとってはどんな1年だったでしょうか? 自粛ムードを逆手に取って人出が減った街に繰り出し、手薄になった警備をかいくぐって生産的に活動したスケーターも少なくないと思います。とは言え、スケートボードが正式競技としてデビューを控えていたオリンピックは延期となり、その他のイベント事もすべて中止。ジェフ・グロッソやキース・ハフナゲルが他界。スケートコミュニティにとっても2020年はやはり残念な年だったと言わざるを得ません。
そんななか、ひとつ明るいニュースを。日本を含むアジア諸国を巻き込んだスケーター・オブ・ザ・イヤー(ASOTY)がスタートします。'00年代にプロスケーターとして活躍し、現在はミャンマーのナショナルチームのコーチをしながら途上国のシーンを支えるケニー・リードが発起人。アジア諸国のシーンを繋げ、隠れた才能に光を当てることがこのアワードの目的とのこと。気になるASOTYには男女1名ずつが選出され、それ以外に「バーチカル」「スタイル」「ルーキー」「隠れた才能」「クリエイティビティ」「クイックフィート」「ベストトリック」といった副賞も用意されております。審査員はVHSMAGをはじめ、その他のアジアのスケートメディアやグローバルブランドのチームマネージャーなど。このアワードがアジア諸国のスケーターの目標のひとつとなり、各国のシーンを巻き込んでいい感じに盛り上がっていけば最高だと思います。公式サイトも開設されているので是非チェックしてみてください。
ASOTYの候補者には、男女ともにもちろん日本人スケーターの名前も多数挙がっております。VHSMAGとしてはやはりビデオパートをしっかり残したスケーターにASOTYに輝いてもらいたい。そんな願いを込めて、日本で今年公開されたパートをいくつか貼り付けましたのでASOTYのCMと併せてどうぞ。
2021年はより明るい1年にできることを切に願いながら今年を締めくくりたいと思います。みなさま、今年1年ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。良いお年を!
--MK