先日公開したWeekdayはご覧いただけましたでしょうか? 今回取材させていただいたのは粂田憲二。ブラジルというスポットに通い続ける大阪のOGです。
彼と初めて会ったのはおそらく1990年頃、当時から攻撃的な滑りが印象的でした。前人未到の20段近いステアに突っ込んだとか、ここでは言えないスケート以外の都市伝説のような噂も大阪で広まったことがありました。昔から異様な存在感を放ち一目置かれるスケーター。それは30年経ったいまも変わりません。
夜勤明けの朝にブラジルに向かい、スポットの掃除をしてコンクリートを攻める。それがここ数年の彼のルーティン。晴れ、雨、風、雪…天候も季節も関係なし。限られた時間のなかで自分のラインを見つける活動を続けています。仕事で疲れた身体にムチを打ち、何度地面に叩きつけられても体力、気力、時間の限界までトランジションと向き合う。ただし残念なのはゴミを残すスケーターの存在。
粂田憲二というスケーターの気迫や生き様に加え、スポットを守ることの大切さを改めて考えさせられるエピソードになったと思います。ちなみに音楽はこれまた大阪のOGスケーターであるナオト率いるRise From The Dead。大阪のスケートコミュニティのエッセンスが凝縮。まだ観ていないという人は是非チェックしてください。
ついでに言っておくと、以下のインスタ動画でもわかる通りこの人はバタフライナイフの達人。これを観ればさすがにもうブラジルにゴミなんて捨てられないよね?
--MK