年2回発刊されるきまぐれセンチメンタルスケート誌Sbの最新号(Vol. 37)が出たよ。Headギア(修行するぞ×3)ではなくHeadlinerなるメインフォトグラファーに石川純平を抜擢。都内近郊で粛々と撮影されたスケーターの雄姿をシャッター切りまくりのパパラッチ専務。カバーボーイはオーリーお化けの戸倉万汰廊。キース・ハフナゲル(RIP)を彷彿とさせる美しいオーリーはワンダフルワンダ。オーリーの写真ってシンプルだけにかなり難しかったりもする。とかく表誌となると求められることもまた多い。高さ、形、構図、スポット、インパクトに加えて芸術点。諸々のチェックポイントを凌駕する交通量の多いスポットでのワンショットでワンキル。お見事。
海の向こうでは、堀米雄斗が日本人では初となるThrasherのカバーを飾るという快挙を成し遂げたばかり。1年に12回しかチャンスがないなかで、世界中の猛者たちがしのぎを削るThrasherのカバー(&特集)をゲッツってどんだけ〜。この凄さを一般人にわかりやすく伝えるなら、大リーグで快進撃を続ける大谷翔平が三冠王を獲るようなもの。中面では特集も組まれているようなので、マストチェックであります。さらに、コンテンツページには本郷真太郎も見開きで登場。サンディエゴの有名スポット(難攻不落)の歴史を塗り替えた模様で、これにはギルバート・クロケットも舌を巻いたとか。暗いニュース(ばかり流すのがマスメディアの常套手段だけど)が多い中でのとびきり明るいホットニュースに月並みな言い方だけど、みんな元気をもらって〼
Thrasherに掲載されること自体が凄いんだけど、特筆すべきなのは雄斗も真太郎もエディトリアル(編集記事)での露出であること。出方も素晴らしいというか、ここにさらなる価値があると自分は思っております。ついでなら4月号のカバーにしてくれたらよかったのに(笑)。気になりすぎる雑誌の方は、お近くのスケートショップにてお求めください。Congrats!
─KE