Chocolateのフルレングス作品『Bunny Hop』が公開されました。Crailtapのお家芸とも呼べる手が凝ったオープニングと卓越した構成力、遊び心満載のスキットの数々が盛り込まれた今作も素晴らしいの一言。
新生Chocolateチームの顔ぶれもOGメンバーに負けず劣らずの豪華なラインナップ。個人的なイチオシは、作品のトップバッターを務めたジェームス・キャップス。エドワード・ノートン似の白人スケーターなのですが、実は彼、10年前(2011年5月公開)にVHSMAG内のPick Upパートで登場していたことはあまり知られておりません。
当時はWestern Editionの若手ライダーとしてキャリアをスタートさせたばかりで、何度も日本に撮影に来ていた親日派。「将来プロスケーターになるのが目標だ(注:夢ではなく目標。夢は寝ているときに見るモノ)」と、雨の日の晩になぜか瑞穂のランプハウスに一緒に行った帰りのデニーズで熱く語っておりました。
あれからちょうど10年。長い下積みとハードワークの末、Chocolateのプロスケーターという名誉とジョブを見事に手にしたのです。そんな経緯もあって今回のChocolateのフルレングス作品は、彼にとっても一際思い入れがあったに違いない。そのパッションが、映像から教師ビンビン伝わりました。パワー!
─KE