ルーカス・プイグの新作シグネチャーモデルPUIG Indoorがadidas Skateboardingからリリースされました。最後にルーカスを取材したのはClichéのライダーとして来日した9年前の2013年(www.vhsmag.com/guesttalk/lucas_puig)。あっという間に時間が経ち、現在はボードスポンサーも変わりましたが足元には今も変わらず3本線。というわけで、近況と合わせて新作シューズについてカジュアルに話を聞いてみました。
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VHSMAG(以下V): フランス・ビアリッツに拠点を移してしばらく経つよね。最近のライフスタイルはどんな感じ?
ルーカス・プイグ(以下L): 憧れのライフスタイル。ビアリッツはいつも晴れてるわけではないけど、海辺だからかなりチル。 オレの毎日は基本的に潮の流れと波の予報に基づいてる。この街のスケートクルーはいいヤツばかりで、みんな同じようなチルなライフスタイルを過ごしてるね。
V: ビアリッツの魅力は?
L: 魅力はたくさんあるけど、一番は健康的でシンプルな方法で子供を育てられること。
V: フィル・ズァイスンがビアリッツに住んでるのは知ってるけど、スケートシーンに関しては?
L: 屋内外のスケートパークがたくさんあってレベルが高いから自分を追い込むことができる。多くの若い連中が楽しくやってるよ。
V: サーフィンにかなりハマってるようだけど、その魅力は?
L: バカンスでビアリッツに何年も続けて来てたんだ。ある日、ビーチでチルするのに飽きてサーフィンにトライしてみたんだけど、それから鬼ハマり。もっと波や海を理解したいと思うようになった。サーフィンはスケートと違ってセッションごとに環境が変わる。上手くなるには練習するしかないから、サーフィンばかりするいい言い訳にしてるよ(笑)。
V: パリのような都会に住まない理由は?
L: これまではツアーばかりだったから、基本的に都会にいることが多かった。地元に帰ってきたときくらいはプレッシャーなしで楽に過ごしたい。ビアリッツはその点で完璧なんだ。
V: ルーカスは世界から注目を集めたヨーロッパ人スケーターの走りだよね。都会に住まずしてどのようにそうなったんだと思う?
L: おそらく適切な時期に適切な場所にいて、適切な人と出会ってきたんだと思う。かなりラッキーな類だと思うから、ツアーに出るときは自分のスキルを最大限に発揮したいと思ってる。
V: 今は家族もいてリゾート地に住んでる。最近は落ち着いた生活を送ってるようだけど、スケートとの向き合い方に変化はあった?
L: ビアリッツは観光地だけど、スケートやサーフィンのシーンが盛んなんだ。アートシーンも充実してる。でも特に雨ばかりの冬はフランスを離れてツアーに出たいと思ってる。家族がいるけど、妻と息子も同行してくれるからそれがモチベーションになってる。
V: PUIG Indoorがリリースされたばかり。デザインの着想源は?
L: 毎日履けるシューズが欲しかったんだ。スケートに適してながらも普段履きできるもの。前回のPUIGモデルはスケート仕様のテクノロジーを搭載してたけど、今回のPUIG Indoorはもっとカジュアル。
V: PUIG Indoorで特筆するべきことは?
L: adidasがより良いボードコントロールができるスケートシューズのための薄いソールを実現するためにがんばってくれた。PUIG Indoorは世界一軽いスケートシューズのひとつだと思う。
V: では最後に、取り組んでるプロジェクトは?
L: 妻と一緒に子供用のデッキとクルーザーボードのブランド、Mino Skateboardsを立ち上げたばかり。特別なシェイプとパーツを開発してる。@minoskateboardsでチェックしてみて。