昨日、RVCAのイベントで来日したマーク・オブローの取材を行いました。ハワイ出身のスケーターであり、アートや写真など創作活動にも勤しむマルチタレント。これまでに手掛けてきたスケートブランドも数知れず。Race、Color、Prime、Vita、Gravisなど、スケート史に名を刻むものばかり。
オブローの取材で創作活動について聞くと、頻繁に出てきたワードが「color」。つまり彼の創作には「色」が重要とのこと。それは文字通りの色とも取れるし、スタイルを意味する色とも取れる。そしてオブローがアートや写真などの創作活動を始めたのがColorを運営していた時代だったこともあり、一周して元に戻った感覚。
ドメスブランドcolor communicationsの「color」というワードもオブローが手掛けたColorから拝借したのだとか。というのもcolor communicationsのディレクターである小原祐一はアメリカ時代にオブローのルームメイトであり旧知の仲であるため、それなりの影響を受けたはず。ちなみに彼がオブロー宅に住み始めた初日は偶然パーティの日で、女の子が何人もやって来て「この家は毎日が天国だ!」と目を輝かせていたのだとか。
なにはともあれ、1993年にオブローが手掛けたColorの同名ビデオをどうぞ。特にクイ・ニューエンのテクニカリティ、ジェレミー・レイとクリス・マーコビッチの規格外のスケーティングは一見の価値あり。オブローのインタビューも近日公開予定なので、そちらもお楽しみに。
—MK