それはまだ自分がミッドティーンだった頃。運転免許証すら持ってない自分のハートを鷹つかみ、いや鷲掴みにしたブーブーがありました。免許を取ったら絶対に乗るぞ! そう心に誓ったのが、フォルクスワーゲンのコラードVR6。カーマニアでもないし取り立てて車種などにうるさくない自分ですが、直感的にこの車だけは「ゲロかっけぇー」となったのです。理由こそわかりませんが、この車(’93年頃)を街中で見かけるたびに鼻息が荒くなったものです。
そんな自分の思い入れはどうでもいいのですが、この車を当時颯爽と乗り回していたスケーターが、マコビーことクリス・マーコビッチ。Colorというデッキブランドのビデオ内で乗り回している映像があり(背景に駐車している画も多数)、好きなスケーターの愛車が自分のドリームカーだったことにびっくり、ドッキリ、ク☓☓リス。マコビーはホワイトを選択しておりましたが、自分が狙っていたのはグリーン。
その後、晴れて運転免許証はゲットした自分ですが、当然新車のコラードなど買えるわけもなく、筆おろし号は中古のカローラでした。ピースアウト。
─KE