昨年リリースされたHUF初のフルレングス『FOREVER』でラストパートを飾ったサイラス・ベネット。同ブランドから近日公開予定のツアービデオに先駆けショートインタビューを敢行。
--MK
VHSMAG(以下V): コロラド出身だけどNYCに移ったきっかけは?
サイラス・ベネット(以下S): NYCに移ったのは2010年で両親がそこの出身なんだ。昔から好きな街だし、NYCの学校に進学できる機会があったから思い切って移った感じ。
V: 一時はジョニー・ウィルソンを筆頭にサイラスたちはMost Productive Crewと呼ばれていたよね。
S: ジョニーとそのクルーと出会ったのは2012年。共通の仲間を通してだった。ヤツはモチベーションが高いし、いつも何かを形にしたいと思っているタイプなんだ。周りの連中を焚き付ける才能があると思う。
V: NYCの魅力は?
S: 仲間、家族、ホームであることと世界トップの街。
V: 数年前に膝を故障したよね。療養中に学んだことや得たことは?
S: スケートと健康が当たり前にあるものだと思わなくなったことかな。どんなにひどい状態でも、努力次第で立ち直れることを学んだね。
V: HUFに加入した経緯は?
S: タイラー・シチーから連絡をもらってそこから。レジェンダリーなスケーターが作ったレジェンダリーなスケートブランドだから。
V: スケートがオリンピックの競技になったことに対して思うことは?
S: スケートが多くの人にとって身近な存在になったことは最高だと思う。スケートはオレを救ってくれたから、スケートの人気がより多くの人の助けになることを願っている。
V: ではInstagramについては? ビデオパートやフルレングスはまだ重要だと思う?
S: 今の時点ではInstagramに飽き飽きしている。くだらないと思うし、みんなやらないほうがいいと思っている。オレにとってビデオパートは重要。ただオレ自身もInstagramですぐにパートのハイライトを観てしまうから、結局本編を観ないままになることが多い。残念なことだよ。
V: 『Forever』のラストパートを担当したよね。コートハウスでのエンダーはヤバかった。
S: あれは2日連続トライして、1日空けてまた2日通ったから4日かかったかな。彼女と旅行の約束があって締め切りまで1週間しかなかった。どうしてもあのトリックが必要だった。かなり大変だったけどメイクできてよかった。
https://youtube.com/shorts/elZbR08LD3Q?si=mK8uXYqzKHuacgc0
V: 昨年ツアーで来日していたけど、ジャパンツアーはどうだった? もうすぐツアービデオも公開されるね。
S: ああ、最高の時間を過ごせたよ。あっという間だったから、また行きたいね。今まで受けた中で最高のもてなしだった。
V: では今後の予定は?
S: 前に進み続け、学び続けるだけだね。