カナダ・モントリオール発のDime。言わずもがな現在はストリート界隈で知らない人がいないくらい有名なブランドとなっていますが、その歴史をふわっとしか知らないのでざっと調べてみました。
2005年に小さなスケートクルーとしてスタート。デビュー作『The Dimestore Video』が2009年にリリースされるも当時はまだモントリオールのローカルクルー。ブランドとして広く認知されるようになったのは2011年にヴィンス・ツァンというフォトグラファー/デザイナーがチームに合流してからとのこと。後にヴィンスがアートディレクションを担当するようになり、現在のDimeの洗練されたロゴやブランドイメージが構築されたようです。そしてクルーからブランドへと昇華したDimeがヴァージル・アブローをはじめとするインフルエンサーの目に留まり、スケートコミュニティ外でも人気が広がっていきます。そしてファッションで得た財をがっつりスケートに注ぎ込み、2015年に前代未聞のスケートの祭典Dime Glory Challengeがスタート。
Dimeの歴史はざっくりこんな感じっぽいです。全力で遊んでおります。とにかくSFの細いスポット担当ジョー・ヴァルデスを引っ張り出してきたGlory Challengeで自分は心を鷲掴みにされました。ハイブランドのように洗練されたロゴとは対照的なスケーターの「アホさ」を全面的に打ち出すバランス感覚が絶妙。
そんなDimeがadidas Skateboardingと組んだコラボシューズDIME ADI 2000(www.vhsmag.com/thumbs_up/adidas-skateboarding-dime-adi2000/)も発売されたばかり。2000年代初頭のゴツいスケートシューズのシルエットに「ボードフィールなし」というブランディング。やはりこういうウィットに飛んだ感じがたまりません。
—MK