1998年にBurton傘下のシューズブランドとして誕生したGRAVIS。当初はスノーボード寄りのブランドでしたが、2000年代後期にスケートラインをスタート。
当時のGRAVISのスケートラインのブランドイメージは他と一線を画していました。ありがちなストリート感ではなく、クリーンでタイムレスなブランドイメージ。そしてチーム構成もアート・サーリ、ジェイク・ジョンソンや故ディラン・リーダーが所属していて神レベル。ディランのシグネチャーモデルに至っては、ドレスシューズにインスパイアされた前代未聞のスリッポンをリリースして物議を醸したことも。固定概念に縛られないというか、革新的なことをやってのけるブランドという印象。
数年の活動を経て、GRAVISのスケートラインは惜しまれながらも2010年代半ばに幕を下ろすことに。比較的短命ではありましたが、ディランの功績もあってかカルト的人気を誇るブランドとして語り継がれています。そして長い沈黙を破り、当時のジャパンチームに所属していたオッケンこと奥野健也が立ち上がり、GRAVISの復活を告げるプロモビデオが昨年公開。タイムレスな世界観を踏襲し、ようやく4月に本格始動するようです。すでに映像作品の撮影も進めているとのことで目が離せません。
ちなみにGRAVIS SKATEBOARDINGのブランドロゴに使用されている4つのドット。こちらは4つのウィールと4つのトラックホールからインスピレーションを受けているというのはあまり知られていない話。なにはともあれ、新生GRAVISの今後が楽しみ。気になる人はGRAVISのインスタアカウント(@gravis_skateboarding)をチェックしよう。
--MK