昨年の“Meadows”(youtu.be/hn7gVgv8FDU)に続き、今年もGo Skateboarding Dayに合わせてLevi’s®によるビデオプロジェクトが公開。佐川海斗と西宮ジョシュア率いるFerris TokyoクルーがLevi’s® TAILOR SHOPでデニムにカスタムを施しながら九州から北上するロードトリップ。“Hat Trick Tour”の舞台裏をどうぞ。
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VHSMAG(以下V): まず今回のプロジェクトに参加することになった経緯からお願いします。
佐川海斗(以下K): 昨年Levi’s®で“Meadows”というビデオを制作して、今年もGo Skateboarding Dayに合わせてビデオを配信できないかという提案から始まりました。そこで僕とジョシュアたちでやってるFerris Tokyoとコラボレーションという形で制作しました。
西宮ジョシュア(以下J): 自分も同じです(笑)。
森 一成(以下I): 自分は前作の“Meadows”にも参加してました。海斗とジョシュアと一緒にFerris Tokyoで動かせてもらった感じです。
新垣碧己(以下A): 今回はジョシュアと海斗くんからから誘ってもらって、一緒に福岡、大阪、京都を回れるということで初めて参加させていただきました。2年前にLevi’s®のMore Than Medalsというインスタ企画で1位に選んでもらって、そこから1年間Levi’s®からサポートを受けていて。その後に一緒に動くことになりました。
根岸 空(以下S): 自分も以前にインスタ用のビデオを海斗くんとジョシュアと一緒にやらせてもらってからLevi’s®のお世話になってて、今回初めてツアーに参加した感じです。
V: では“Hat Trick Tour”というタイトルについては?
K: 大阪にBalabushkaっていうバーがあるんですよ。一成のホームで、Wasted Youthのクルーが働いてたり。大阪に行く度にダーツをして負けたら自腹ショットみたいなことをやってて。ダーツは3本投げられるんですけど、中央のブルが50点。3本ブルを入れると150点でハットトリックというアワードが出るんですよ。Levi’s®も今年501がちょうど150周年ということで重なるし、ゼロワンというゲームにも501というポイントがあったりして。だからちょうどいいなと。
V: 各地のLevi’s® TAILOR SHOPでのカスタマイズ体験はどうでしたか?
K: 店舗によって色が違いましたね。
A: 自分はそもそもカスタムできることを知らなくて。街によってデザインも全然違うし。
S: 店の雰囲気もカスタムであるものも全然違って。
K: 大阪のスタッフの方が事前にFerris Tokyoのデータを入れて用意してくれてたり。
A: みんな選ぶものが違うから面白いんですよ。自分は行った街の限定モノを選びました。「福」というのは福岡、「大阪心斎橋」、「LEVI'S KYOTO」とか。ポケットも上から貼ったり。パンツは501です。
V: 「PEACE OUT」はやっぱり一番最後に入れたの? 「おつかれ」みたいな感じで。
A: そうすね。そういうことにしましょう(笑)。
K: 僕はお尻のポケットに数字を入れたんですけど、これは行った場所の市外局番です。バックポケットの右下の日本地図は大阪限定。このパンツは501の150周年モデルです。
I: 自分も501で、ペンキは京都で推してる感じだったのでやりました。ラクダとライターは自分が吸ってるタバコがCamelということで。
S: 自分はスケートラインのSuper Baggyです。脚が太いんで(笑)。脚の内側に交互に色違いのスタッズを付けました。大阪のテーラーさんに相談したら内側ならコケても痛くないしいい感じに見えるということで。
J: 僕は自分がクリスチャンというのもあって十字架を入れました。刺しゅうで入れた文字は「困ったらいつでも連絡してね。いつでも行くよ」みたいな。ちょっとかっこつけたヤツを作りたいと思って(笑)。あとバラをくわえた鳥は、ピンクのバラには感謝という意味があって、それを届けるみたいな。
V: スケートスポットを求めて旅する中で、スポット探しはどのようにしてたの?
K: 大阪は一成を頼りにして、京都は日程的に1日だったのと、スポットが厳しいって聞いてたからデニムにカスタムして観光って感じでした。
A: 福岡は意外とセキュリティが厳しかったですね。
K: 公園とかは大丈夫だったけど、今回は街中では滑らなかったですね。時間もないそリスキーだったんで。Ferris Tokyoで仲のいい(池田)大亮、(戸倉)大鳳、モトリョウ(本橋 瞭)がちょっと前に九州に行ってたのでスポットを事前に聞いたりとか。
V: では印象に残った街は?
K: 個人的にはスケートで初めて行った福岡が印象的でしたね。天神とか中洲とか。街が面白かったです。
I: 親不孝通りとか。名前もパンチありすぎ(笑)。
K: スケートはスポットを探して、夜も街の人に聞いて遊ぶ場所をシークして。昼も夜も。
I: 自分はスケートじゃないけど、初めて観光した京都ですね。大阪が地元ですけど、京都に遊びに行ったことがなくて。清水寺も初めて。景色がヤバかった。
A: オレは大阪と京都が初めてだったんです。最近めっちゃ行きたいと思ってたので最高のタイミングでした。やっぱ夜の三角公園に行ったんですけど、個性のあるスケーターばかりで。「大阪すごっ!」って思いました。あと手羽先番長っていう手羽先屋が美味すぎ。ビールが止まらなかったです(笑)。
S: 自分も福岡が初めてだったんで。飯も美味いし、自然と街が近いのが良かったです。癒やされたというか、昼のスケートも東京よりストレスがなかったんで。
J: 自分もなんだかんだ大阪っすかね。福岡も初めてで飯も美味しかった。いや、楽しかったです。
A: ダーツは大阪でみんなでやりましたね。
S: でも一成くんの先輩のBalabushkaの店員さんがみんな上手いんですよ。関東代表で挑みましたけどボコボコにされました。
A: 昼はスケート、夜は酒飲んで遊んで。飲みすぎて毎日体調悪い感じでしたけど撮影はマジでしたね。
V: ツアーの期間はどんな感じだったの?
K: 8日間です。福岡3日、京都1日オフ、大阪4日。結構タイトでした。1週間ずっと撮影はできないんで京都でのオフ日があって良かったです。
V: それぞれ印象に残っているトリックは?
S: ラストの大阪で撮ったマニュアルです。Kからノーズマニュアルのノーリーフリップアウト。最初から乗れそうな気はしてたんですけど5時間くらいかかって(笑)。毎回いいとこまで行くのにできなくて。他の人はサクッとメイクしてるから「どうしよう」って感じで。熱中症にもなりかけるし。本当は1時間前くらいに大阪を出て帰る予定だったんですけど、オレが乗れなくて。でも粘って最後の最後に乗れたんで、アレが一番良かったです。
A: オレはそれが最後のスポットだからデッキ替えて気合い入れました。1カット撮れて、ネギちゃんがまだ撮ってたからもうひとつ狙ってバック1でマニュアル台から降りたんです。そしたら思い切りまくられてデッキがすっ飛んでって。そのまま柵の下をすり抜けて川に落下で終了。
V: それこそカスタムした「PEACE OUT」だね。
A: そうなんですよ。帰りは「荷物がないから楽だ〜!」みたいな(笑)。最終日で良かったです。
I: あそこでデッキ落としたの見たことないわ(笑)。
K: 僕は福岡のアールのスポット。オーリーで乗って、クレイルから180してフェイキーフリップでアウト。キックアウトされそうになったから車を移動して、一成にスポッターを頼んで、ジョシュアに撮ってもらって。忍者ムーヴな感じでした。それでメイクして車に戻って「PEACE OUT」(笑)。
I: 僕は福岡のラウンドベンチでのSsノーズマニーのフェイキーハードアウト。いつもは時間がかかるんですけど、意外と早く決まって。今回はかかとをいわしてたんで、マニュアル系が撮りたかったんです。うれしかったですね。
J: 自分は関西のステアでのブラインドサイドのハーフキャブフリップ。普段はあまりステアやれてなかったんで、あれは出せて良かったです。
A: あれは着地の腕とかマジでかっこいいです。完璧。
V: では“HAT TRICK TOUR”を観て何を感じてもらいたいですか?
A: 一番はLevi’s®のパンツのシルエットのかっこよさじゃないすか。
K: あとはカスタムできるってことですよね。TAILOR SHOPを知らない人もまだいると思うので。やってみたら楽しいし、今回は旅しながらどんどんカスタムが増えていく感じが面白かった。スケートだけじゃなく思い出を込められる感じがいいですよね。
I: 映像を観てLevi’s®を穿いてもらえればいいですね。1回穿いたら調子良さがわかるんで。
S: 今回はスタッズを付けたんで、映像でちらっと見える感じが個人的にうれしかったです。そういうところを観てもらって自分なりのデザインを試してもらいたいです。
J: 今回のビデオを観てLevi’s®のかっこよさを知ってほしいです。あとはスケーターがLevi’s®のような大きなブランドと協力して、全国のショップを回るような楽しい動きができるっていうのを感じてほしいです。
K: たとえばアメリカだと全米ツアービデオとかあるけど、最近は日本で全国ツアーをやってるブランドがあまりないと思うんです。しかも今回は仲間だけで動いて撮影も運転も自分たちでやったんで。そういう自然なところも見てほしいです。
V: では最後に、来年のGo Skateboarding Dayに向けてLevi’s®とどんなプロジェクトをやっていきたいですか?
K: 来年はワールドツアーをしたいですね(笑)。
一同: いいですね〜。
J: 本当にワールドツアーお願いします!