
ここ数年、全国各地でスケートパークの建設が進んでいる印象があります。大阪・服部緑地公園に3月30日にオープンしたスケートパークもそのひとつ。ちなみにこの場所は自分にとって意味のあるスポットでもあります。
1989年の夏にアメリカから帰国した直後、最初に滑りに行ったのが服部緑地でした。忌々しいあだ名をつけられたのもこの場所。いわば自分にとっては国内のスケートライフの原点とも言えるホームスポット。そんな場所にスケートパークができるとは当時は思いもしませんでした。
2019年頃から、服部緑地にパークができるらしいという噂がちらほら。そんな中、「悲惨なパークになってほしくない」という思いを抱いたのが、服部緑地OGメンバーのひとりである野上竜也(通称:ヴェニス)。公園の公式サイトに問い合わせをし、その後MBM Parkbuildersと協力しながらパークの監修を務めることに。
資材の高騰などの影響で当初の計画より規模は縮小したものの、やはりホームにパークを作るだけあって随所にこだわりが詰まっています。たとえば路面には滑走性を高めるための表面強化剤を使用。また、10年、20年経っても飽きずに楽しめるよう、敢えて個性的なデザインを抑え、初心者から上級者まで幅広く使える設計にしたそう。
オープニングイベントでOGメンバーがDJを担当したのも個人的にはアツい。かつてこの場所でスケートしていたオッサン連中が、今は次世代に遊び場を提供して盛り上げている。自分はいなかったけど。
ということで、大阪にお越しの際はぜひ服部緑地スケートパークへ。ルールとマナーを守りつつ、ローカルへのリスペクトも忘れずに。MBM Parkbuildersのみなさん、そしてヴェニス、本当にお疲れさまでした!
—MK