2023年も間もないのですが早くも訃報が…。'90年代にスケートシーンを席巻したWorld Industriesの初期メンバーのひとりであるジェド・ウォータースが他界。
彼がスケートコミュニティに残した功績は大きくふたつあります。ひとつは、高さがあまり重要視されていなかった時代にポップの効いたキックフリップをブチかましたこと。'92年にリリースされた『Love Child』のジェドパートのエンダーはあまりにも有名。この映像を機に、回し系トリックで高さを出すのはイケてると解釈されるようになったと記憶しております。そしてもうひとつは、adidasを流行らせたこと。ジェドをはじめ『Love Child』のメンバーがadidasを履いたことにより当時のスケーターがこぞってadidasを。よもやまさか20年後に大手シューズメーカーからSBラインが出るにいたるとは、ジェドはもちろん当時は誰もが予想しなかったはず(大手シューズメーカーはジェドさんの残された家族にインセンティブを支払いましょう)。
彼の遺したレガシー『Love Child』のジェドパートのYouTubeリンクを貼り付けてあるのでご覧いただきたい。The Tokensの楽曲も素晴らしいタイムレスなビデオパート「The Lion Sleeps Tonight…」。
─KE