'70年代に活躍した女性スケーター、しかもアジア人でいえばペギー・オキくらいしか知りませんでした。でも実はこんな人がいたのです。ジュディ・オヤマ、御年63歳。サンタクルーズで生まれ育ち、現在もスラロームのコンテストに出場する現役スケーター。
還暦を迎えてなおスケートを続けていることももちろんすごいのですが、特筆すべきはこの人の歴史的功績。というのもIndependentの発足に立ち会い、Santa Cruzの初期のチーム構築にも貢献したのだとか。泣く子も黙るデュエイン・ピータースがSanta Cruzのライダーになったのも彼女がきっかけ。さらにはスケートコレクターでもあり、デッキやプリントなど激レアアイテムを所有することから、NHSのスケートミュージアムの完成にも尽力。表と裏で、長年スケートシーンを支えてきました。
ジュディ・オヤマにペギー・オキ。50年も前のスケートの黎明期に日系の女性スケーターの活躍あり。当時から数少ない女性スケーターとしてアメリカで奮闘してきた彼女にとって、現在の女性スケーターの活躍ぶりに喜びもひとしお。特に日本人女性が世界中で暴れ回っていることがうれしいとのこと。
全編英語ではありますが、Santa Cruzから公開されたミニドキュメンタリーをどうぞ。この人、マジでめちゃくちゃかっこいいです。
--MK