『スケートキッチン』や『ミッドナインティーズ』などスケートを題材にした映画は今でこそ普通になりましたが、スケーターの日常を初めてリアルに描いた作品といえば、'95年に公開された『KIDS』。昨年25周年を迎えた同作は今なおカルト的な人気を誇っております。
当時は本作を何度も繰り返し観たものですが、IGで面白い影像を発見しました。Independent Spirit Awardsのベストデビューパフォーマンス賞を受賞したジャスティン・ピアースのスピーチ。会場に受賞が告げられ、賞とまったく関係ないハロルド・ハンターとともに壇上へ。俳優のエドワード・ファーロングも拍手を送っています。そしてテキトーなスピーチをしてマイクをハロルドに渡し、映画業界関係者が見守るなか泣き真似をして大ウケ。なんかスケーターらしいというか、肝が座っているというか…。真面目な場面でしっかり悪ふざけができるのが素晴らしい。
そして言うまでもなく、ふたりとももうこの世にいないのが感慨深い。さらにスピーチが終わるとサミュエル・ジャクソンがステージに上がりジャスティンの背中を叩いております。これさえ観ればいい1日になりそう。映画の本編と同じく何度も繰り返し観てしまうナイスな動画です。
--MK