今の10代は完全に知らないと思いますが、その昔『巨人の星』という漫画/アニメがありました。父・星 一徹により幼少期から虐待に近いスパルタ英才教育を受けた星 飛雄馬がやがて巨人軍に入団、魔球を武器にライバルと切磋琢磨って感じのスポ根系の元祖。両腕をバネで動きにくくする大リーガー養成ギプスや一徹のちゃぶ台返しなど名(迷?)シーン満載なんですが、1960年代という時代背景と原作者の梶原一騎のスタイルで日本の漫画/アニメ史に残るクラシックです。
そんな時代から半世紀近く経ち、オリンピックを控えスケートボードの認知が広がった現在ですが、スケートパークやコンテスト会場で『巨人の星』ばりに息子(or 娘)を叱りつける親の姿をチラホラと見かけるようになりました。各家庭の教育方針に口を出すようなことではないのですが、そんな様子が目に入ると親が子にスケートを強要しているような感じがしてツラくなっちゃいます。スケートボードはスポーツかそうでないのか…なんていう捉え方の違いが根本的な原因だと思うのですが、いい気しないんで今度から子供を怒るなら誰も見てないとこでお願いしゃーーっす。
ということで、アメリカの親子スケーターの共演動画をちょろっとご紹介。スパルタなんてなさそうな、こんな親子の関係がクールで素敵です。
「俺は今、猛烈に感動している」
--TM