海外のスケビを見ながら、「あれ、このトリックちょっと弱くない?」なんて思ったことは誰しも少なからずあるかと。かく言う自分も、「デッキ出しているんだからもうちょいいけるっしょ」なんて調子こいてたひとり。それがどれだけ浅はかだったかということを今回ガッツリわからされるのでした…。
先日、LA撮影ツアーを敢行。スケーターは佐川海斗、砂川元気、そして鎧 碧斗(これ本名ね)の3名。自分はフィルマー、運転手兼通訳&調達係を担当することで同行させてもらいました。
LAといえば、年間を通してほぼ毎日快晴。でもってキックアウトもほとんどないってんだからスケートやりたい放題。いい映像がバンバン撮れるぞって思いきや、東京とは別問題が。まずはその治安の悪さ。LAといえばエリアによってはクラックヘッドやサイコたちがそこら中にいるので、当然夜はスケート無理(怖すぎる)。ゲットーゆえに、警察もスケーターごとき基本スルー。四方八方からスケッチーな輩がこちらの荷物や車輌を狙っているので、周りから一瞬も目を離せない。加えて、スポットがどこも規格外(オバケ)。キックアウトこそ都内と比べたら皆無だけど、肝心なスポットのサイズデカすぎ、路面悪すぎと違う意味で条件がハーコー(基本映像や写真で見るよりどこも5割増し)。ダウンヒルの急勾配さにベリー・ソーリーm(_ _)m あらためてLAで撮影されたフッテージの重みというか価値の高さを痛感させられたのでありました。
そして極めつけは、医療費の高さ。アメリカではよっぽどのことがなければ “病院へは行くな”ってのは定説なんだけど、碧斗の予期せぬハードスラム(インスタに上がってます)で緊急外来に。待ち時間の長さも尋常ではなかったけれど、請求額が10万円って、どんだけぇ〜。旅行者保険に加入はしているものの、手続き等も複雑で最終的に立て替えたお金が戻ってくるかはいまのところ不明。LA、オバケ。
─KE