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ラインの美学
──ライン

2022.07.28

 ビデオカメラやスマホを片手に年がら年中追いどりをしている老いぼれです。いつまでやるんだ? で突っ込まれると、身体かメンタルが崩壊するまでやりそうで自分でも怖いです; 
 といきなり後ろ向きな話からSwitch 180しますが、自分が撮影させてもらったライン(フッテージ)でカジュアルなものはインスタ、これぞというのはフルパート行きという感じで大体振り分けられています。素晴らしいスケーターたちの滑りを間近で見られる(記録に収められる)なんて仕事冥利に尽きます。甲乙つけがたいファンタスティックなラインを長年目の当たりにしてきたのですが、その中でもグッとくるのはなんといってもスポット(テライン)を最大限に活かしているもの。
 具体例でいうと、マナPick Upパート内に収められたライン。ここ2、3年で自分が撮影させてもらった中でも特に気に入っております。降りて→降りて→越えて→振り向いて→回して→曲がって→擦らせてのルーティーンはラインの真骨頂。週末だったとはいえ、都心の昼間で通行人が映り込んでいないのもミラクル。
 以前にも口を酸っぱくして言ったり書いたりしてきましたが、ラインの途中で車が来てないかを振り向いたりしてサラッと確認するあの仕草がスケートボードで一番かっこいい瞬間だと確信しております。一本!

─KE

 

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