細田大起、デシ、MITくん、中村ヒサシ…。名だたるスケーターであるのですが、彼らの最大の共通点は良質なビデオパート(写真)を残してきたこと。この良質の定義にはさまざまなファクターが含まれますが、あえて一言で片付けるとするならば“スポット”にも注視している、いわゆるスポットシーカー。いくらマニアックなスポットを発見したところで使いこなせるスキルとスティーズがなければただのヲタクどまり(オレのことだ!)。発見されたマニアックなスポットを最大限活用できるスキルがあってこそ、ここで言う良質なビデオパート(スポットシーカー)に繋がっていくわけです。
で、そんな至極当たり前な話を蒸し返すわけではないけど、スポットシーカーのDNAが脈々と現役世代のスケーターに受け継がれていることを感じる今日この頃。アップロードされる作品を観ては、生唾をゴクり。鋭い着眼点もさることながら、どんだけ動いたんだよ! と感心の嵐。その一方で乱立する観光スポットでの記録更新躍起系には、「たまには自分でスポット見つけろよ」って友人のヤ●マーがシャウトしておりました。なにしろ絶滅危惧種に認定されつつあるJPスポットシーカーも水面下で活発に活動していることが確認されたので、そっち方面も安泰ヒーロー。そうそう、見慣れないスポットでのワンクリップは、ありきたりのスポットでのメイクの増し増し4倍換算ってことで。
─KE