2016年に閉鎖されたフィラデルフィアのスケートメッカ、LOVE PARKが8年の沈黙を経て復活。しかもスウェーデンのマルメで。
15年ほど前までスケートコミュニティにさほど知られていなかったこの小さな街は、いつしか世界有数のスケートシティへと成長。ポンタス・アルヴのDIY運動を始め、スケートパークを軸とした世界初の高校が開校するなど先進的な動きが多く見られるようになりました。LOVE PARKがマルメで復活したのもなんだか頷けます。
まずマルメ市がフィラデルフィア市と連携し、2016年以来放置されていた縁石などを入手。レッジだけでなく床などLOVE PARKの遺産を大西洋を越えて輸送し、小規模ながらも今年の夏前に完成。LOVEはフィラデルフィアのスケーターのもの。ということで、ブライアン・パネビアンコやジョン・シャナハンなどフィラデルフィアのスケーターを招き、誰よりも先に新生LOVE PARKを滑らせたのだとか。こういうリスペクトの気持ちにグッと来ます。
LOVEの復活はその名のように、スケーターの愛情が結実したもの。ということで先日公開された"LOVE in Malmö"を改めてチェック。個人的には'90年代からLOVEで滑っていたフレッド・ガルの登場に痺れました。フィリーローカルがLOVEのレッジをしばき倒す様をごゆっくりお楽しみください。
—MK