Zoo Yorkが復活する。
'70年のNYCのグラフィティクルーから派生し'93年に発足。アメリカ西海岸がスケートの中心とされた'90年代に東海岸のシーンを発信した重要なブランドであります。NYCでは身近な存在だったHip-Hopをスケートに取り入れ『Mixtape』という歴史的名作を手がけたことでも有名。
そんなZoo Yorkは2011年に大企業に買収されたことで徐々に独特なドープな雰囲気を失っていきました。昨年8月にはスケートチームそのものが消滅。それ以来、アパレルブランドのような動きを見せていたものの、「ファッションセンターしま●らで売られるようなブランドに成り下がってしまっていました」。別にそれが悪いこととは言いませんが、スケーターの心が離れていくのは当然。さらにインスタでは、もはやスケートと何の関係もないヨガやトレーニングの投稿が目につくように…。
「終わった…」と誰もが思っていたところ、先日インスタアカウントに「UNDER OLD MANAGEMENT」との文字が。要は古い体制での再始動。イーライ・ゲスナー、ロドニー・スミス、アダム・シャッツという3名のファウンダーが再び手を組み、Zoo Yorkを再建するのだという。これはかつてストリートを席巻したZoo Yorkの名を汚したことに対する怒りのアクションだと認識しております。もちろん、ヨガなどの投稿もきれいさっぱり削除済み。
チームがない状態での再スタート。OGメンバーたちがどのようなスケーターを集め、どのようなプロジェクトで攻めてくるのか。'90年代の焼き直しではなく、新生Zoo Yorkの猛反撃を楽しみにしたいと思います。MAKE ZOO GREAT AGAIN!!
--MK