三重県松阪市に今年4月にオープンした国内最大規模のスケートパーク、松阪市総合運動公園スケートパーク(施工:長谷川体育施設・MBM Parkbuilders)が一般社団法人 日本公園緑地協会 第35回都市公園等コンクールにおいて国土交通大臣賞を受賞しました。これは日本のスケートパークでは初となる快挙です!
4730平方メートル(ざっくりと学校の広めの校庭くらい)という広大な敷地を「競技エリア」、「ローカルエリア」、「プールエリア」という3つのエリアに分けてレイアウトし、幅広い年齢層やレベル、さまざまなスタイルのスケーターが楽しむことができるのがこのパークの最大の魅力。
一度設計図が決まったのであれば、何があってもその図面通りに作らないといけない。日本の役所が絡むパークづくりは、決定をなかなか覆せない自治体の運営システムがハードルのひとつ。それはすなわち、現場でパークを作るスケーターの意見が反映されないということ。パークはできたけどセクションが微妙でスケーターが寄り付かない…なんて悲劇はこのようにして生まれるのです。その点、松坂パークは設立に尽力した伊波来夢をはじめローカルスケーターや施工に携わったMBMのビルダーたちの意見を柔軟に取り入れたからこそ、多様性のある素晴らしいパークに仕上がったのです。
ということで、以下に貼り付けた動画をチェック・ワンツー。こちらは日本最高峰のスケートパーク建設の舞台裏や魅力を紹介したもの。これを観れば松坂パークをより楽しめること間違いなし。今回の受賞をきっかけに、スケーターによるスケーターのためのスケートパークがどんどん増えることを願ってます! そしてVHSMAGにもパークデザイン(設計)のオファー待ってます(笑)。
—TM