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アレックスよ、どこへ行く
──917の行方

2021.05.17

 ここ最近、アレックス・オルソンの動画インタビューが度々オンラインに浮上しております。917からごっそりライダーが抜けて…というか、見事にもライダーが全員去ったので、その後のブランドの動向が気になる人が多いから、というのがその理由のひとつでしょう。
 ここ数年のアレックスはスケートだけじゃなく、サーフィン、音楽制作、ファッション、ヨガなど、いろんなことにハマっているようです。興味のあることが多すぎてどうしても917に専念することができず、デッキの生産が滞ったり、ツアーをまとめることができなかったり、パンデミックの発生でライダーのペイカットを余儀なくされたり。挙句の果てには2ndビデオの試写会にすら姿を現さなかったとか。アレックス不在のままブランドが順風満帆に存続できるはずもなく、ニック・ステインとヴィンセント・トウゼリーの脱退をきっかけに、サイラス・ベネット、マックス・パーマー、そして全員が後に続きチームが崩壊。数年前にSLIDER誌の取材でアレックスとNYCで話したときも、もともとスケジュール管理ができないタイプらしく他の人にブランドを管理してほしいと嘆いていたのを思い出しました。本質的に彼はリーダータイプではなく、アーティスト気質ということなのでしょう。
 そうなると気になるのが917の行方。Jenkemの動画インタビューによると、ブランドを畳むつもりはないとのこと。現に数日前に新しいコレクションがドロップしたばかり。今後はゲストモデルをリリースしたり、ゲストスケーターとツアーに出たりしたいとのこと。とりあえず気まぐれアレックスの動向を見守りたいと思います。たしか2ndビデオはアレックスのフッテージが皆無だったと思うので、ブランドが自然消滅することなくまた彼のフッテージが拝めることを願っております。
 
--MK

 



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