先日公開されたNew Balance Numericによるシカゴツアービデオが面白かった。完成されたトリックを並べてBロールを追加する従来のそれではなく、トリックに加えてライダー、フォトグラファーやフィルマーの交流やトリックをメイクするまでの過程など、舞台の表と裏が一緒になったような構成。近頃このようなタイプのエディットが増えてきている印象を受けます。とにかく臨場感がたっぷりで、ビューワーもツアーに参加しているような感覚。
参加ライダーも超豪華。レイノルズ、ティアゴ、フォイ、ウエストゲートといったハードヒッター。トム・K、トラハン、ヴィラニ、ライアン・レイといったスタイラーや曲者。いろんなスタイルのスケーターが入り混じって誰でも楽しめる。さらにUpriseのデモではニーン・ウィリアムスが登場し、地元シカゴで切り盛りするNOT A DAMN CHANCE BURGER!のハンバーガーを差し入れ。このようなエピソードもツアーならではで◎。
本作はシカゴツアーを記録したものなので、スケートそのものは比較的軽めに収録されていますが、それでもやはりシカゴのランドマークとも言える連邦センターのプラザでのレッジセッションは圧巻。ちなみに年内にNew Balance Numeric名義のゴツめのビデオプロジェクトが公開されるとの噂なので、今回のツアーでゲットしたAクラスのクリップはそちらでお披露目されることでしょう。それまでは、Numericチームによる最高の週末の記録をどうぞ。
—MK