30周年を迎えたChocolateとNew Balance Numericのコラボシューズが明日発売されます。さっそく実物をチェックしたのですが、これが想像以上の代物。デザイナーのこだわりや思い入れがひしひしと伝わってくる。というのもNumericのシューズデザイナーであるジェフ・マイカットはもともとGirlやFourStarのフロウライダーとして活動した時期があり、Lakaiの元シューズデザイナー。つまりCrailtapのメンバーだっただけに愛情もひとしお。
まずChocolateのシンボルカラーであるレッドのシューズボックスにはNew Balance Numericのロゴにチャンクロゴがエンボス加工でON。さらにはシューレースが付属で2セット、Chocolateのアートワークがプリントされたインソールも1セット、そしてメッシュのシューズバッグが付属するというプレミアム仕様。
480がベースとなったシューズの詳細はThumbs Up(www.vhsmag.com/thumbs_up/new-balance-numeric-480-chocolate-skateboards/)で確認いただきたいのですが、今回注目すべきはアウトソールのデザイン。エヴァン・ヒーコックスによるドリップアートが施されているのですが、特に'90年代を知っているスケーターはピンと来るはず。そうです、1996年にリリースされたGirlの名作『Mouse』に収録されたChocolateセクション。故キーナン・ミルトン&ジーノ・イアヌーチのシェアードパートのイントロのアートワーク。しかも左足の親指付け根部分のサークルポイントがちょうどジーノのドリップになっているという奇跡的かつ完璧なデザイン。これには感動。
ということで、例のパートを改めてチェック。ちなみに収録されたジーノのノーリー270スイッチBSTSは、堀米雄斗の代名詞的トリックの原点。いろんな意味でこのパートは後世に影響を与えております。そんなChocolateのレガシーをシューズに落とし込むNumeric、う〜ん、ニクいねぇ!
—MK