Photo courtesy of Sb Skateboard Journal_
十年一昔。なんて言葉がありましたが、もはや10年どころか1年前も一昔に感じる昨今。せっかちな自分としてはスピーディな方が肌に合っているので大いに結構。巻き巻きでいっちゃってください。そんな前置きはどうでもいいのですが、先日スイッチスタンス談義なるものをスケート仲間としていたのだけど、’90年代前半に出てきた当初はオポジット(Opposite)と呼ばれていたことを思い出しました。スイッチスタンスって表現が一般に定着したのは、おそらく411VMの“SWITCH STANCE”というセグメントができてから。文字通りスイッチスタンスのみのクリップ集なのですが、観たことも想像したこともないスイッチトリックの数々をお目々をまんまるにして観ておりました。いまとなっては当たり前が、30年前は超絶ニューシットだったわけです。
そもそもスイッチってメインが充実した上での欲張りなアプローチなので、自分のようなメインすら覚束ない輩には到底行き着けない領域。結局なにひとつスイッチと呼べるようなトリックを習得せずスケート人生をフィニートする勢いです。唯一できるのがスイッチプッシュ。これだけはそれなりに自信があります。というのも、スケート始めた最初の半年はアメプ(モンゴプッシュ)だったので、その名残だってことは内緒だよ。
─KE