スケート史に残る名作中の名作、Plan Bの『Questionable』(1992年)と『Virtual Reality』(1993年)。ストリートスケートの劇的な進化を収録したあまりにも重要なこの作品を手掛けたのがジェイコブ・ローゼンバーグ。映像作家として知られる彼ですが、実はフォトグラファーとしても活動しており、1988年から1998年までの10年間に撮影したものを収めた写真集『RIGHT BEFORE MY EYES』を自主出版しました。
当初はベイエリアを代表するHip-HopユニットHieroglyphicsをテーマにした写真集を作る予定だったのだとか。しかしそれでは突飛な印象を与えるため、彼らと親交を深めるに至った背景を含める形で今回の内容になったとのこと。つまりHieroglyphicsと親しい間柄だったマイク・キャロルやジョバンテ・ターナー、そして彼らを取り巻くスケートコミュニティとの濃密な日々が写し出されています。まだこの写真集を手に入れていませんが、Plan Bのビデオ制作時代の仲間たちや、サンフランシスコの象徴的スポットEMBでのセッション、さらにはDel the Funky Homosapienの写真など、期待が膨らむ内容。
公式サイトでは、通常版とコレクターズエディションの2種類が販売中。円安の影響で送料を含めるとかなり高額になってしまいますが、1年がんばった自分へのご褒美としてたった今購入した次第。自分が一番影響を受けた10年が2024年に到着するのを首を長くして待ちたいと思います。というわけで、気になる人は以下の公式サイトでチェック!
RIGHT BEFORE MY EYES:https://www.jacobrosenberg.tv/shop
—MK