7月末のパリ五輪開催まで2ヵ月を切りました。これまで男女ともに各種目最大3名の出場枠をかけて争われてきたわけですが、残すオリンピック予選シリーズ(OQS)は今月18日から23日にかけて行われるブダペスト戦。これで五輪出場者が確定するのですが、混戦を極めているのが男子ストリート。
先月のOQS上海は波乱の結果となりました。ランキングトップだった白井空良が決勝進出を逃し、東京五輪の覇者である堀米雄斗も予選敗退。これでランキングが大きく変わることとなりました。現在首位に立っているのが上海を制した小野寺吟雲(333,963 pts)。そして2番手に根附海龍(235,113 pts)、3番手に白井空良(225,127 pts)、4番手に佐々木音憧(224,527 pts)、5番手に堀米雄斗(130,110 pts)、6番手に青木勇貴斗(97,716 pts)という具合。このうちの上位3名がパリ五輪へと駒を進めます。
首位と6番手の差は236,247ポイント。かなりの差があるように思いますが、実はOQSの獲得ポイントがえげつないので挽回可能。これまでのプロツアー1位の獲得ポイントが50,000、ワールドチャンピオンシップ1位の獲得ポイントが80,000であったのに対し、OQSの場合は260,000。つまり次のブダペスト戦で6番手が優勝すれば3番手以内に入れる可能性があるということ。まだまだ大どんでん返しがあるのです。
泣いても笑っても残すはブダペストの1戦のみ。その模様はOlympic Channelや公式アプリでライブ配信されるはずなので、そちらの情報は追って。とりあえずOQS上海のハイライトを振り返りながら、勝敗の行方を見守りましょう。
—MK
https://www.youtube.com/watch?v=LDX_xjFk1Xc