2020年はスケートコミュニティにとってかけがえのない人物を失ってしまった年でした。訃報を伝えるのも仕事とはいえ、なんともやるせない気持ちになります。他人の死を伝えるのが仕事の一部である以上、閲覧者に必要とされるのであれば身内でも淡々と当サイトで取り扱う覚悟で向き合っています。
さて、訃報が流れると同時に広まっていくのがSNSのタイムライン。膨大な数の追悼メッセージや投稿は生前の活動や人望の現れかと思うのですが、ここで気になることが…。
故人の友人だったり、仕事やプライベートで縁があった人が写真や想い出とともに亡き人をSNSで悼むのならともかく、一度も関わったことがない人がどっかから拾ってきた写真で「RIP〜」なんて投稿をしているのを見るとモヤモヤします。
「大好きなスケーターが亡くなってしまった、悲しい」という気持ちはわかるのですが、そこから「SNSに投稿しよう」となる流れが自分とはちょっと違うのかなと。人の死はSNSのネタじゃないんだから、心の中で祈るとか在りし日のビデオパートを観るとかじゃダメなんでしょうか?
これはあくまでも自分の意見。結局のところSNSなんて人それぞれなんで、各自のスタイルでエンジョイすればいいと思います。ただ、もし本当になにかをしたいのだったら、遺された家族をサポートするクラウドファンディングに協力したりシグネチャーギアを購入するほうがSNSよりよっぽど故人や遺族のためになるのではないでしょうか?
—TM
※この動画は本文の内容とは関係ありません。