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SB MEETS PAGER TOKYO
──SB: 2022 SUMMER #39

2022.05.19

 今回は4人のフォトグラファーと彼らの被写体であるスケーターたちによるスケート的美意識。石川純平と春田健二は過去にSbのヘッドライナーをソロでメイクしている。荒川晋作はずっと前から顔見知りだし仕事も一緒にしてシンクロしている。当然、これまでにSbのヘッドライナーのことも頭によぎった。しかし、彼自身のメディア・川マガジンに素晴らしい(彼らしい)写真を凝縮しているから、なかなかタイミングが合わないまま、ここまで来てしまった。もうひとりは林 航平。彼はSb初登場。現在のストリートスケートの最前線でノリにノッてる(撮りに撮ってる)フォトグラファーだ。彼の被写体たちも全身全霊スケートスタイルの塊で、勢いと美学が高純度なところで融解している。この4人はスケートメディアがあまりにも少なかった世代のフォトグラファーではない。物心とスケートデッキが板についたときには、WHEELもSbもあった世代で、審美眼や自己採点が鬼タイトな連中。だからこそ、スケート的美意識というテーマで、自らの首を絞めつけて撮影に挑むことができた。色がいいとか、構図がいいとか、そういうことだけじゃない。とにもかくにもストリートスケートの撮影は、簡単じゃないことだと改めて思えた。そして、かっこいいと確信できた。そんな1冊。
 それで、今回は4人のフォトグラファーによるスケート的美意識イシューをフックにして、本の街でスケボー横丁の神保町にあるPagerTokyoにてポップアップ・エキシビジョンを開催。期間は書店発売前夜の5月21日から6月5日まで。4人のフォトグラファーがそれぞれ選んだ写真を展示・販売。Sbの最新刊のスケート的美意識高いグラビアにグッと来たらグッと寄ってパッと買える、カジュアルなエキシビジョン。なおかつそれぞれ美意識やスタイルやバックボーンも違う4人なだけに、エキシビジョンマッチな感じに。それがまた楽しい。

─Senichiro Ozawa

 


5月23日より全国書店にて発売。価格は¥1,100
ポップアップは5月21日よりPagerTokyoでスタート。
Instagram:@sbskateboardjournal

Info
PagerTokyo
Web:pagertokyo.com
Instagram:@pagertokyo
期間:5月21日(土)〜6月5日(日)
営業時間:12:00~20:00
住所:東京都千代田区神田神保町1-42-13 1F
TEL:03-3295-5838

 

A piece of wood and four photographers

荒川晋作_39歳、京都丹波出身。得意分野、しくり。座右の銘、川。やりたいように。今回の撮影で最もたぎった瞬間、それは柿谷キキ。

 

春田健二_沖縄出身。得意分野、セキュリティの説得。座右の銘、案ずるより産むが易し。“Hit and run”。今回の撮影で最もたぎった瞬間、リュウリのバックテール。スポットもトリックもいぶし銀。これから活躍するであろう期待の若手とセッションができて感激。

 

林 航平_25歳、愛知県名古屋市出身。得意分野、ディグ。座右の銘、思考は運命を変える(マザー・テレサ)。縁の下の力持ち。今回の撮影で最もたぎった瞬間、それはアヤヒロの渋谷駅オーリー1発メイクの瞬間。

 

石川純平_36歳、千葉県出身。得意分野、現場。座右の銘、健康第一 (最近コロペイになってしまったので)。“Hit and run”。今回の撮影で最もたぎった瞬間、マナのワンメイク・ハンマー。
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