いま最もVHSMAG編集部のKEと撮影現場で顔とアングルを突き合わせているフォトグラファーが石川純平。“一本”とかパートの実証的記録には、けっこうな確率で彼の名前がクレジットされているはずだ。先に言っておくと、彼のスケート写真はいい。彼の写真もまたいい。そして、彼のレスはとても悪い。というイメージだったが、今回のSbのヘッドライナー(特集のこと)の構築に至ってはバッチ・オーライ、すこぶるオーケー、いい感じだった。能動的にかかわるものには滞りなく、問題なくってことだった。だから、彼がビジネスでもなくホームワークでもなく、純粋に撮りたいだけのスケート撮影では、イッポン!というかドストライクの写真が生まれていく。
ということで、VHSMAGのKEと共闘した石川純平がSb初見参。3階級特進くらいの勢いで、SbとKEと彼によって構築されたストリートのグラビアとグラビアとグラビア!!! いい写真、イカすスケボー、スケーターたち!!! 今を知り、今の記録として、心おきなく見返すことができる1冊に。
─Senichiro Ozawa
5月26日より全国書店にて発売(定価¥1,100)。詳しくはウェブサイトにて。