以前だったらスケボー(スケーター)が映画に登場! となるとそれはもう大騒ぎ。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(’85)や『ポリス・アカデミー4』(’87)、そして『KIDS』(’95)。日本では『オクトパスアーミー シブヤで会いたい』(’90)などという映画があり、それは世代を超えて語り継がれてきました。
21世紀以降の作品を挙げると『ロード・オブ・ドッグタウン』(’05)や『ビューティフル・ルーザーズ』(’08)、『ストリート・ドリームス』(’11)に『ボーンズ・ブリゲード』(’12)などなど。最近のものだと『スケート・キッチン』(’19)が記憶に新しいですね。
こうしてリストアップしてみると、スケーターやスケートボードがフィーチャーされた映画というのは大体数年に1作品というペースだというのがわかると思います。がしかし、今年はなんと大異変が起こりました。
今年の8月後半〜9月上旬にかけて、スケーターが出演する映画が一挙大公開されるのです。ニコ・ヒラガ出演の学園コメディ『ブックスマート』が現在上映中。加えて、3人のスケート仲間の成長を追ったドキュメンタリー『行き止まりの世界に生まれて』と’90年代を舞台にスケーターの青春を描いた『mid90s』が9月4日(金)からロードショー。そして日本のシーンを描いた『STAND STRONG』も忘れてはいけません。
同時期に4作品が上映というのはこれまでは考えられなかったこと。これは世間一般のスケートボードに対する認知や期待がスクリーンに現れている…と言ってもいいのではないでしょうか?
なにはともあれ、スケーターの活躍を銀幕で観ることができるのは非常にうれしいところ。今後どんな映画ができるのか楽しみですっ!!
—TM