ここ数年、フランス・ボルドーのレオ・ヴァルスが同市と掛け合ってスケートと街との共生を求める活動を行っています。先日公開された『Bordeaux Exposure 3』のパートで彼が滑っていたプラザもその賜物。
この活動は「skaturbanism(skate+urbanism)」と呼ばれ、文字通りスケートと都市環境の融合を目指すもの。ただし、これは多くの国々で行われているようなフェンスで囲まれたスケートパーク建設を求めるものではなく、街の公共空間にスケータブルなオブスタクルや建造物を設置しようという試み。まずはスケーターや子供が遊ぶことのできるオブスタクルを街に設置するアートインスタレーションという形でこのプロジェクトがスタートしたようです。それからというもの、市と話し合いを重ねて構想の段階から都市計画に関わり、長期的にスケーターフレンドリーな都市づくりを実現することを最終的ゴールに掲げて活動を続けています。
スケートストッパーが至るところに設置され、スケーターやホームレスなどをただ排除する名前だけの公共空間をなくす前例を是非とも作ってほしいものです。昨今、ストリートスケートの規制が激しくなっているのは周知の事実。スケートパーク建設と並行してレオのような活動が実を結ぶことができれば、スケーターにとってさらに住みやすい世の中になるでしょう。
ということでレオのskaturbanismの動画をチェック。これが新たなムーブメントの着想になればと思います。
--MK