10月2日(日)にLAで開催されたStreet League Ska…
──SLS 2016 - NIKE SB SUPER CROWN WORLD CHAMPIONSHIP
10月2日(日)にLAで開催されたStreet League Skateboarding(SLS)のファイナル戦となるNike SB Super Crown World Championship。出場者はナイジャ・ヒューストン、シェーン・オニール、ポール・ロドリゲス、ルアン・オリヴェイラ、トム・アスタ、ライアン・デセンゾ、コーディ・マッケンタイア、クリス・ジョスリンの8名。そして、今年で2年目を迎えたウィメンズディビジョンも開催され、西村碧莉が日本人としてSLS初出場を果たしました。
スケートボードが正式にオリンピック競技となりさらに大衆の注目を集める中で行われたSLS 2016は、例年に増して大きな盛り上がりを見せたようです。というのも、出場スケーター8名のうち7名が9 Clubを獲得するほどハイレベルのスケーティングを魅せ、白熱したバトルを披露。9 Clubとは10ポイント制の本コンテストでの、9ポイント以上のスコアのこと。8月末にニュージャージーで開催されたSLSを観戦して出場者のメイク率の高さについては重々承知していましたが、このようなハイスコアを出場者のほぼ全員が叩き出すのは異例のことです。
結果、SLS 2016のチャンピオンに輝いたのは、ランとベストトリックの両部門で合計5つの9 Clubを獲得したシェーン・オニール。ベストトリックの9 Clubは以下の通り。
・ハンドレールでのSs 360キックフリップFsリップスライド(9ポイント)
・ハンドレールでのSsビッグフリップFsボードスライド(9ポイント)
・ハンドレールでのノーリー360キックフリップFsボードスライド(9.4ポイント)
ウィメンズディビジョンでは安定したスケーティングを魅せたレイシー・ベイカーが昨年のチャンピオンに輝いたレティシア・ブフォーニを下し見事優勝。男女両種目の勝者にはそれぞれトロフィと特製G-SHOCK、そしてオニールに$150,000(約1500万円)、ベイカーに$30,000(約300万円)の賞金を贈呈。
スケートボードがオリンピック競技として正式に取り入れられる2020年まであと4年。この先、スケートボードがさらにどのような盛り上がりを見せるのか、これから楽しみでなりません。
--MK
SLS 2016を制したシェーン・オニールのハイライト。
ウィメンズディビジョンを制したレイシー・ベイカーのハイライト。