先週末に有明アリーナで開催された2023 SLS CHAMPIONSHIP TOUR - TOKYO presented by Nikonに行って参りました。SLS日本初上陸ということで大きな話題になっていましたが、想像以上にすごかった。
世界トップのスケーターが集結してバトルを繰り広げるのだからスケートスキルにぶっ飛ばされるのは当たり前ですが、個人的に今回のSLSの魅力は素晴らしいドラマが見られたこと。堀米雄斗がヒザを負傷しながらも自国開催のSLSで次々と9 CLUBを叩き出し、挙句の果てには「ユートルネード」なるノーリー270ノーズスライドの270アウトをSINGLE TRICKで披露。なんと9.5点ですよ。しかも月末にはNike SBから自身のDunkとフルパートがリリースされるということで、最高の流れを作っています。
そして今回のSLSで特筆したいことがもうひとつ。女子ファイナルで西矢 椛がかなりのバンガーを繰り出し、合計スコアが31.2で首位。そして2位につけたOZ出身のクロエ・コヴェルのスコアはその時点で30.5。つまりクロエは0.7点さえ出せば優勝。なんでもいいから簡単なトリックをメイクすればいいわけです。そこで彼女が選んだのはステアでのスイッチフリップ。無難に行けば勝てたのに、あえて逃げることなく勝負して優勝を勝ち取った心意気にはグッと来ました。西矢にとっては悔しい結果となりましたが、これも勝負の世界。次こそは優勝を掴み取ってほしい。とりあえず感動しました。
あとは男子の表彰式で久しぶりに堀米を担ぎ上げる早川氏を見られたことも今回のSLSのハイライト。いやー、いい1日だった。会場に足を運べなかったスケーターは以下のアーカイブをどうぞ!
--MK