佐川海斗のフルパートが公開されました。新型コロナの影響でプレミアが延期されるなど、予定より1ヵ月近く遅れての公開でしたが無事にドロップすることができてホッと胸をなでおろしたところ。パートの中身は観てもらえれば一目瞭然なのでチョワッスさせてもらいますが、裏方からプチエンジェルではなくプチエピソードを3つ。
ひとつめは、今作の制作においてなるべく日中に撮影しようというのは海斗とのちょっとした決め事でした。夜撮影は日中と比べて比較的簡単なので(人もいないしキックアウトも少ないから)、あえてハードルを上げようというか面倒なシチュエーションで集中力を切らさないでメイクさせるかを意識。通行人とかが映り込んでいたりするのが見ていて面白いとか、ロケ地のバックグラウンドが垣間見えてリアルだとか、会話の中からオーガニックな流れで。
ふたつめは、冒頭のジャグジーでボブ・シーガーの“Night Moves”が流れているのは現場音。真太郎がスピーカーで流していたものをそのままカメラが拾っているので、コーリー・ケネディのパクリじゃないってことは念のため(笑)。ちなみに歌詞の「ナイトムーブス♪」が「ナイトプール」って聞こえるし、映えてるでしょ。
そして3つめは、インタビューにも書いてあったとおり、撮影期間はざっくり2年間。途中何度も足首を痛めたので、海斗的にはかなり無理したのでは。両足首にサポーターを巻いてのスケートは自分も過去に経験したことがあるのでその大変さは痛いほどわかるし、正直Sucks‥。故に、今作では海斗の真骨頂ともいえるスイッチとノーリー系はほぼほぼ封印。ばってっん、あんだけのパートを残しちゃうんだから、巷で噂されていた“佐川海斗最強説”はガチだったということ。
最後になりますが、こんな面倒くさい裏方と長い時間ともにしてくれただけでなく、身を削ってフルプッシュしてくれた佐川海斗本人、スチールの撮影をしてくれたアンソニ一・アコスタと荒川晋作&石川純平、一緒に撮影でまわってくれたスケーターや仲間、そして渡米のサポートなどをしてくれたCONVERSE SKATEBOARDINGにこの場を借りてお礼申し上げます。チョ、チョ、チョワッス!!
─KE