デッキブランドやシューズメーカーなどが作る本気汁全開のビデオも好きですが、スケートショップのいい意味での寄せ集め感、我慢汁ヴァイブスは馴染みがあってもっと好きです。おそらくスケートショップに出入りする比較的若手のフィルマーもしくは店長などがLowバジェット(ほぼ無給/無休)で形にしているのは想像に難しくありま1000。往年のBESTスケートショップビデオといえば、西はFTC『Penal Code 100a』(’96)、東はSub Zero『Real Life』(’94)でしょうか。古い話にはなりますが、'90年代半ばから後半にかけてスケビに名作が多いのは周知の事実。同年代前半の目まぐるしく変わるトレンドや潮流のトライ&エラーがいい感じに収まりついたのが、その頃だったと解釈しております。ローカル色が色濃く反映された海の向こうの街並みやスポット、BGMやファッションなんかを細かくチェックしながらリピート再生したものです(おもひでぽろぽろ)。おっと、少し横にズレましたので本筋にフェイキーしますと、先に挙げた名作『Penal Code 100a』を手掛けたのはCrailtapやSkateboarderマガジンなどの裏方のキーマンとして活躍したアーロン・メザ。一方、『Real Life』を手掛けたのは東海岸を代表するフィルマーとして知られるダン・ウルフ。両者とも当時は大学生だったというのに驚き。Google先生はおろか、ビデオのノウハウなどろくに教えてくれる人が周りにいない中での我流(マッドリスペクト)。と書いたところで猛烈な睡魔に…。某ボストンのスケートショップビデオにまさかの日本人がカメオ出演しているのは内緒だよ。
─KE