Lakaiからトニー・ホークのシグネチャーモデル、The Protoがリリースされました。このシューズのPRでトニーとともにマイク・キャロル、リック・ハワード、マンチャイルドとジミー・ウィルキンスが来日しましたが、なぜこの面子なのか、少々不思議に思っていました。そんな疑問を晴らしてくれたのが、先日公開されたThe Protoのプロモビデオ。
というのも、この作品の脚本とディレクションを手がけたのがマンチャイルド。トニーとマンチャイルドは『The Flare』の撮影で急接近し、ディレクターに抜擢されたようなのです。本作にはキャロルとハワードが脇役で登場し、ウィルキンスはアニマルチンのスタントを担当。つまり、来日した面々はこのプロモビデオのキャストだったということ。
肝心のストーリーはこう。スケートを知らないダメ上司がトニー・ホークのシグネチャーシューズのモデル名を決めようと会議を開く。そこに天才マンチャイルドが遅れて登場したおかげでThe Protoというモデル名が決定するも、ダメ上司に連れられSupremeのミニボウルへ。そこで900を求められたトニーは興ざめ。そこでマンチャイルドはトニーをストリートへと連れ出し、長年探し続けていたアニマルチンを発見。そしてアニマルチンとバーチカルで本気モードのセッションが始まり、50歳で美しいマックツイストをメイク。めでたしめでたし。
一見バカげているようなマンチャイルドのアイデアを敢えて採用したLakaiの粋な計らいにニンマリ。トニーの代表作『The Search for Animal Chin』へのオマージュが随所に見られるのも流石。
ちなみに近日リリースが予定されているGirlの最新作『Doll』にもマンチャイルドのアイデアが散りばめられているとか。これはスパイク・ジョーンズの再来か。マンチャイルドならではのアイデアで実現したThe Protoのプロモビデオを改めてチェックしてみてください。
--MK