今年の7月になりますが、この企画でみなさんにご協力をお願いした「スケート環境整備に向けたアンケート調査」。こちらをまとめた論文が早くも公開された…という連絡がありましたので、この場にてご紹介させていただければと思います。
今回の論文は日本ではまだまだ研究が十分になされていないスケートボードを対象とした学術調査。前回の記事では、「論文は通常3回の審査が必要で、掲載の機会も年に1度(逃すと翌年)」とかなり時間がかかるものであるという説明をさせていただきました。やり取りをさせていただいている小松仁美 東洋大学非常勤講師によると「(できるだけ早く発行することを優先したため)本論文は八洲学園大学の紀要で査読なしの雑誌への掲載論文」とのこと。
こちらが日本のシーンの基礎研究の嚆矢となるもの。スケートボードを禁止する自治体の条例や事件・事故・迷惑行為にはじまり、スケートパークが如何に不足しているかということをエビデンスとともに論じております。先方によると、本論文が今回のアンケート調査の研究の第1弾。数字という客観的証拠とともに日本のスケートシーンの現状や問題点を浮き彫りにする論文の発表はこれからも続きます。
この研究結果を、みなさんぜひ有効活用してください!!!
—TM
※論文はこちらから
https://yashima.repo.nii.ac.jp/