「作品を世に出すことは技術」。こう言い切るのはNYを拠点に活動する日本人アーティストの松山智一。表現方法は異なるけれども、スケーターにも同じことが言えるのではないでしょうか。例えばスキルもスタイルもすばらしいスケーターがいたとしても、それを上手く表現(アウトプット)できなければ、真意を伝えることができない。場合によっては、間違った捉えられ方をされてしまうこともあるかもしれません。
彼のインタビューで毎回驚かされるのが「アーティストとしてのアイデンティティや活動を論理立てて言葉で伝えることができる」ってこと。なので、自分のようなアートの世界に疎い素人にも、彼がどのように作品を表現しようとしているのかを理解するための大きなヒントとなるわけです。
今や有名美術館などで個展を開催するなど、アーティストとして商業的にも成功を収める松山智一も元々はスケーター。中学のときは一緒にジャンプランプを飛んでいた仲間のひとりで、まさか世界を股にかけて活躍するビッグネームに成長するとは当時は思いもしませんでした…。
ともあれ、日本を飛び出して世界の舞台で活躍している彼の言葉は、これからプロスケーターやアーティストを目指す若者たちへの良きアドバイスとなるはずなので、彼の言葉に耳を傾けてもらいたいなと。
--KE