’90年代から今日まで現役第一線でスケートキャリアを更新し、メディア露出を続けているスケーターは数少ないと思う。その中でもご紹介したいスケーターがN.T. Originalを代表する吉田 徹。’90年代からNew Typeの一員として数々の素晴らしいビデオパートを披露し、’07年にStrush Wheels『Collective Improvisation』、’11年にはstudio sk4『Subspecies』で歴史を感じさせる奥深いパートをリリースした。
昨年秋にはStrush Wheelsの2nd DVD『Cityscape』でもフルパートを残し、年末にはその撮影の裏側を記録したブックレットOur Cityscape Daysが発売された。DVDに収録されていない撮影風景やトリックに挑む際の表情などが切り取られている。2012年はこれまでのキャリアの中でも特別な1年になったに違いない。『Cityscape』でのフルパート、Our Cityscape Daysの発売に加え、N.T. Originalから記念すべき1stシグネチャーデッキがリリースされたのだから。
同じ世代のスケーターとして、現役でスケートを続けていくことの大変さが痛いほどわかるだけに彼の活動には敬意を表さずにはいられない。今年もさらなる高みを目指し、キャリアを更新していくことだろう。今後も吉田 徹の動向を楽しみに見守りたいと思う。
--MK