毎年恒例のTrick of the Year通称TOTYが発表されました。これはSLSがその1年を代表するベストトリックを表彰する企画。ウィナーはT・ファンクことトリスタン・ファンクハウザー。そしてトリックはチャイナバンクスのロングベンチ越しのフロントオーリー。
T・ファンクは個人的に好きなスケーターなだけに、このニュースには正直テンションが上がりました。昨年は良質なパートを残しSOTY争奪戦の候補に名が挙がりました。やはり高さや幅であったり、ハンドレールといったストレートなラインでの滑りより、街の形状やセッティングをアイデアとスキルで最大限に攻略する変則的なスケーティングにグッと来ます。
ちなみにチャイナバンクスのロングベンチ越しの壁は'90年代にジュリアン・ストレンジャーがバックサイドのカービングでクリアしただけでビッグディールだったと記憶しております。それを入りにくいフロントサイドで、しかもテールまで叩くとは。壁もタイトで向こう側は奈落の底。ありえません。
今さら文字でこんな説明をしても野暮と思いますので、改めて2022年のベストトリックをどうぞ。日本でもTOTY企画、盛り上がりそう。
--MK