インスタのタイムラインやストーリーがメインとなった昨今、1分ないし2〜3分のスケート動画が中心でそれ以上は長く感じるようになってきました。例えば10分以上の映像作品を観るとなるとある程度心の準備が必要です。でもって出てる面子や内容がヤバくないと途中で飽きて挫折しちゃう…みなさんもそんな感じではないでしょうか?
そんななか、個人的にかなり気になる作品が公開されたので、そちらを紹介させていただきたいなと。その作品とはトリスタン・ウォーレンの“Money Time”。adidas Skateboardingによるケイダー・シラのパートを撮ったフィルマーの最新作って言えばわかりやすいかな。そしてこれがまた面白い!! 尺も20分以上あるんですが、テンポ良く展開していくので最後まで楽しく観ることができました。内容はケイダーをはじめLAの若手スケーターをフィーチャーしたもの。撮影・編集や選曲のセンスはもちろん、要所要所に盛り込まれるスラムやカオス映像がむちゃくちゃで震えます。
初っぱなの脳天落下にはじまり、ストリートファイトや略奪や爆発、ヨーロッパではっちゃけた仲間が逮捕・連行されていく模様などなど、臨場感あふれるカオスっぷりには開いた口が塞がらない…。なんでも、トリスタンはつねにGoProを携帯し、クレイジーな出来事すべてを収録し続けているそうです。昨年の“Dream2021Movieville”では拳銃を手に怒り狂うおっさんが出てくるなどかなりスリリング。もちろん、そんなJinx Montageはあくまでもアクセントであり脇役。肝心のスケート映像がしっかりしてこそ引き立つものですのでそこは誤解のないよう。
なにはともあれ個人的に大注目のフィルマー、トリスタン・ウォーレン。まだ観てないって人がいたら以下よりすぐにチェック。
—TM