普段からスケートカルチャー・アナリストを自負しておりますが、先日自分の情弱ぐあいを思い知らされることに…。オルソン家、ホーク家、セン家、西川家など親子二代で著名人スケーターというのもさほど珍しくなくなった昨今ですが、とあるビッグネーム親子の存在を見落としておりました。
なんでもみんな大好きグラント・テイラーのオヤジさんは、元New Dealのバーチライダーとして活躍していたトーマス・テイラーとのこと。これにはびっくり、ドッキリ、クリとリス。トーマスさんといえば、1990年に発表されたNew Dealの『Useless Wooden Toys』で華麗なリップ捌きを披露していたあの御方です(トーマスさんはレギュラースタンス)。いや〜、またしても米国スケートカルチャーの奥深さに触れた瞬間。
そんな事実を踏まえつつ、久々に『Useless Wooden Toys』を観たのですが、濃ゆすぎでした。アンディ・ハウエル(Underworld Element)、ジャスティン・ジラード(Mad Circle)、エド・テンプルトン(Toy Machine)など、スケート史を語る上で欠かすことのできないボードカンパニーを発足させたフロントマンの若かりし頃のフルパートが収録されております。
Last but not least, ビデオ内で使用されているThe Odd Numbersの楽曲も最高なんで、トラップミュージックの箸休めにどうでしょうか。
─KE