スケートボードの歴史上で一番ヤバイ。ヘリコプターから飛び降りたり、万里の長城を飛び越えたり、20段以上のステアを飛んだり、急勾配の坂を裸足でダウンヒルしたりと、人間離れしたスケートの映像をこれまでにたくさん目にしてきました。6段のステアですらビビりまくりの自分からするとどれも脳みそブッ飛ぶようなアンビリーバボー(たけし風)な衝撃映像。そんな中でも、あえて一番ヤバイのを選ぶとしたらジェレミー・レイの給水塔ギャップのオーリー(Watar Tower Ollie)一択。遡ること27年前の1997年。411VMのオープナー(だったはず)で初めて目にした給水塔 to 給水塔の幅跳びオーリーの映像を目にしたときは年甲斐もなく失禁。Thrasher誌(1997年11月号)のカバーにもなった、スケート史を塗り替えた奇跡の1枚はピューリッツァー賞もの。あれから四半世紀経ってから、Jenkem制作のWater Tower Ollieのドキュメンタリーを拝見しましたが、これまたヤバイ。ジェレミー・レイ本人が当時のバックストーリーを現場にて余すことなく語っているのですが、フェンスを越えて侵入しているところもヤバイ。でもって、このミッションとは無関係の人たちが20年数年後にわざわざドキュメンタリーを制作しているところもY・A・B・A・I。
─KE