スケーター側の目線で考えると、スケートを阻止する警備員はとにかく邪魔な存在。なかにはいい人もいますが、基本頭ごなしに怒ってくるので敵認定をしたくなるところ。メイクを求め真剣にスケートをしている最中に追い出されるのだから頭に来るのはわかるんですが、ちょっと考えてみてください。警備員はビルや施設のオーナーから依頼され、その場所を警備するのが仕事。そしてスケーターは他人の敷地に勝手に入って施設内をゴリゴリ傷つける存在。どちらに正義があるのかは一目瞭然。グラインドで傷付けたレッジやハンドレールの損害賠償を請求されないだけありがたい…と考えたほうがいいのではないでしょうか? ビデオなんかでは大勢のスケーターが警備員を囲んで騒いだりするシーンがあり、とても臨場感があるのですが日本の場合警備員は大体5・60代のおっちゃんが中心。そんな高齢者に若者が多人数で絡んでどうするのよ? って感じ。個人的には弱いものいじめみたいで好きじゃないっす(ウケるやつは除く)。
そもそも、警備員とバトるのがかっこいいのではなく、警備員が来る前にそのスポットをやっつけるほうが何千倍もかっこいい。ストリートをスマートにサヴァイブするんだったら、セキュリティをうまくかわすかスキルを磨くべき。それにせっかくビデオに撮ってオラつくんだったら、自分たちの父親ぐらいの年齢の弱そうなおっちゃん警備員じゃなくて、警察とかヤクザとか半グレとか米兵とか…明らかに強そうな人に立ち向かっていってほしい(もちろん正当な理由ありきだけど)。それこそ手に汗握って応援したくなっちゃいます。
--TM