前回のRandomに続き、海外で戦ってきたパイセンシリーズの続編。今回の主人公は、東京ストリートカルチャーの申し子、ファッションアイコン、トレンドセッターで知られるT19の江川芳文(Yoppi)大先輩。パイセンの名はスケーターでなくとも一度は耳にしたことがあるかと思いますが、万が一知らないって大人がいるとすれば、感性が乏しい証なので今すぐこの業界から“とらばーゆ”しましょう。
そんなYoppi氏の仕事っぷり(本人的には好きなことを追求した結果)は数多くのメディアなどを介して広く紹介されてきたかとは思いますが、Yoppi氏の原点であるスケートボーダーとしての偉業の数々は意外と語られていないような気がします。それはまだあなたがスケートボードのスの字も知らなかったであろう'80年代後半〜'90年代前半に、現在で言うところのSLS的なコンテストであるSavannah SlammaやBack to the Cityに出場したり、カリフォルニアに拠点を置くボードカンパニーのSlanderからプロモデルをリリースしたり、ハンドレールやバーチカルランプをしばきあげたり…。極めつけは、'90年代半ばにMizunoよりシグネチャーモデルシューズをリリース。2019年現在にいたっても、日本人でシグネチャーモデルシューズを出したスケーターはYoppi氏オンリー。この他にも江川芳文伝説のリストは永遠と続くのですが、な、なんと水鳥拳、そんな氏の活躍の舞台裏を、本人の肉声によって余すことなく語られるという豪華企画がここVHSMAGにて近々公開されるとかしないとか。Yoppi企画を10倍楽しむ方法として、氏の貴重なスケートフッテージを事前チェックしながら、来るべき日に備えるのDaaaaaaaaaa〜〜。
─KE