有名無名問わず海の向こうから大勢の猛者が来襲しております。東京をはじめ全国各地に点在するスケートスポットを殲滅するのがそのミッション。都内限定で言うと、一昔だと六本木ハバ、工学院、恵比寿のレールオーバーなんかは訪日外タレの餌食になっておりました。ここ最近は取り立ててめぼしいスポットは思い当たりませんが、強いて言うなら羽田ギャップでしょうか。比較的キックアウトが少ないというのがその理由かもしれませんが、難易度の高いフォトジェニックスポットであることには異論はないでしょう。最近だと堀米雄斗のショービットが記憶に新しいあのスポットです。Shibuya14と同様、もはやどのトリックを出してもアメージングの一言に尽きるわけですが、個人的にぶっ飛ばされたのはLakai “Bubble”に収録されていたサイモン・バネロットの逆走Fsオーリー。あのスポットに実際に行ったことのあるスケーターにしかわかり得ないスケッチーな角度のランディング側を発射台はレベチ(いやはや鳥人だ)。
そんな東京の新名所となった通称・羽田ギャップでありますが、先陣を切ったマルシンにビガップス(零戦)。風の噂だとすでにネクストが。「おや? 誰かが来たようだ…」。
─KE