今年で第3回目を迎えるThe Bunt Jamがカナダ・トロントで開催されるということで、当サイトもフィルマーを現地に派遣して取材を行うことに。ところが開催日の3日前にトロントは記録的な豪雨に見舞われ、街中が停電&洪水で大パニック。ラッパーのDrakeの豪邸も浸水したというニュースが報じられ、一時はイベントの行方も不安な状況に陥ったものの、蓋を開けてみれば当時は見事ピーカン晴れ。会場には世界のトップスケーターが集結し、日本からも星野大喜、守重琳央、前田日菜が参加。アメリカに拠点を移した手塚まみの姿も。とにかく著名スケーターが大集合、さらには主催のVANSのアイコンであるスティーブ・ヴァン・ドーレンに加え、トロント市長であるオリヴィア・チョウも来場。ということで、現地で撮影した動画と写真とともにThe Bunt Jam 2024の模様をお届け。
まずは初日、会場に向かう前にVansチームがシャトルバスでセッションを敢行。特設されたレールで大喜、琳央やザイオン・ライトがセッション。アメリカ、カナダ、ブラジル、日本など、VANSのグローバルファミリーがイベント前の時間を満喫。
今年のThe Bunt Jamも例年通り3on3とスケートを融合させたもの。The Buntのポッドキャストでも、ゲストに最初に投げかける質問が「お気に入りのスケートモーメントとスポーツモーメント」が通例となっているだけに、やはり3on3のトーナメントへの力の入れようも本気モード。現に過去2大会ともThe Buntチームが優勝し、王者として君臨し続けております。ということで初日は3on3のトーナメントが開催。出場チームはThe Bunt、VANS、Dime、Thrasher、Andrew、Violet、WKND、Realの8チーム。白熱したプレーが繰り広げられ、フロリダのスケート/ストリートウェアレーベルAndrewとVioletが決勝へと駒を進めることに。そして見事優勝をかっさらったのはAndrew。The Buntの連勝を阻止する結果に。
そして翌日はスケートセッション。特設セクションはThe Bunt Jam恒例のBarn Burnerと呼ばれるウォール、バンプtoレール、そして今年初登場となるホッケーのペナルティボックスを模したヒップ。とにかくスケートセッションのレベルはネクストレベル。各セクションでベストトリックコンテストが行われ、Barn Burnerはカレン・ケープルス、ペナルティボックスはジョン・ディロ、バンプtoレールはジョン・コセンティーノが優勝。そしてベストタイムウィナーとしてショーン・マルトが選出され、イベントの総合MVPはザイオン・ライトに贈られることに。
イベント終了後はParis Texasのライブパフォーマンス。ちなみにParis Texasは現在VANSが行っているAlways Pusingキャンペーンのサウンドトラックも手掛けております。とにかく今年のThe Bunt Jamもアツかった。スケーターが肩肘張らず本気で遊ぶこのようなイベントはやはり清々しい。この興奮が冷めやらぬ間にまたThe Bunt Jamが開催される予定なので、次回もお楽しみに!
Video & Photos_Takuya Izumi