3月31日発売のSLIDERの最新号Vol. 18の特集記事に、スケートを通して世界中を旅するフィルマー、パトリック・ウォールナーのインタビューが掲載されます。パトリックとVHSMAGとの付き合いは、Ride Onのコーナーで『Meet the Stans』という“スタン”が国名に付く国々を巡るツアービデオをフィーチャーした2012年に始まりました。初めてこの作品を観たとき、その完成度の高さに驚いたのを今でも覚えています。カザフスタンやアフガニスタンまでスケートをしに行ったという事実も衝撃だったのですが、その映像の美しさ、ビデオの構成やストーリーテリングの上手さにつくづく感心させられたのです。
パトリックとの付き合いはその後も続きました。次は瀬尻 稜、金子次郎とローレンス・キーフの関西ツアー。確実にフッテージを量産する参加スケーターのスキルの高さのおかげもありますが、5日間という限られた期間で見事良質な作品を制作してくれました。この作品は『Meet the Stans』と同じくRide Onでご紹介した『関西万歳』。リズミカルに、3名のスケーティングが繰り広げられる気分爽快なミニビデオです。
そして、先日公開したVANS×SLIDER×VHSMAGの台北ツアービデオ『The Taipei Ducks Tour』。Vans Japanのライダーたちの極上のスケーティングを効果的に、そしてなぜかアヒルをテーマにして見せています。
そんなパトリックの旅の裏話、ツアービデオ制作や作品に込める思いがSLIDER Vol. 18に掲載された彼の特集記事にぎっしり詰まっています。是非ともゆっくりとパトリック・ウォールナーの世界をお楽しみください。
ちなみに先日、サンダンス映画祭で映画『ボーンズ・ブリゲード』の手記を書いてくれたショーン・モーティマーから連絡があり、いきなりマーク・ゴンザレスから『The Taipei Ducks Tour』のリンクが送られてきたと知らせてくれました。どうやら、あのゴンズも気に入ってくれたようです。ありがたやありがたや。
--MK